ひとことで「しみ」といってもいろいろな種類があります。また、原因も様々で、素人には判断しにくいものが多くあります。昨今ではネットなどで情報が手軽に入手できる反面、誤った判断で自己流のケアをしてしまい、かえってしみを濃くしてしまうといったトラブルも起きています。当クリニックでは、美容皮膚科医がしみの原因と種類を見極め、豊富な施術方法の中からそれぞれの症状に合ったケアを導きだすことを、治療の第一歩と考えています。
しみの種類
肝斑
かんぱん
頬骨や鼻の下あたり、
額に左右対称にできるしみ
両頬に左右対称にもやっとしたシミのことをいいます。原因はまだ解明されていませんがホルモンの乱れ、紫外線や肌のこすりによる症状ともいわれており内服薬や、肌のターンオーバーを改善する治療がおすすめです。30〜40代に発症することが多く、擦りや女性ホルモンのバランスの変化が関係していると言われています。
・ラネキサム酸、ビタミンCの内服
雀卵斑
じゃくらんはん
いわゆる
ソバカスのことです。
小さな斑点が鼻を中心に散らばったように出る。遺伝的なもので、両親のどちらかにあると出やすく、子どもの頃から表れるケースが多くあります。
炎症後色素沈着
えんしょうごしきそちんちゃく
かぶれやにきびなど、皮膚に
炎症を起こした後にできるしみ
紫外線にあたると更に濃くなってしまうので日焼けには十分な注意が必要。ターンオーバーとともに自然に消えていきます。
しみの効果的な治療法
自費診療
フォトフェイシャル光治療
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フォトフェイシャルM22
(ルミナスワン) -
特殊な光IPLを利用して、しみ・そばかす等の改善に効果があります。短時間での施術が可能なうえ、絆創膏を貼る必要がないため、施術後すぐにメイクや洗顔ができます。
*当院では、フォトフェイシャルの最高機種M22(ルミナスワン)を採用しています。
外用薬(美白化粧品)
ハイドロキノンクリームやトレチノインといった処方箋が必要な美白クリームの他、ビタミンC誘導体APPS配合ローションなどの処方をいたします。
*ハイドロキノンとトレチノインのご使用には同意書が必要です。
内服薬・点滴
肝斑と合併している場合は、トラネキサム酸、ビタミンCの処方をいたします。高濃度ビタミンC点滴や美白点滴といった即効性の高いものも併用すると効果があります。
超音波導入(ダブルビタミントリートメント)
ビタミンA、ビタミンC、βカロチン、ビタミンE、ビタミンB5がバランスよく配合された「エンビロン」を用い、微弱な超音波を流してお肌の深部に浸透させるトリートメントです。
イオン導入
医療機関専用のイオン導入器を用いて、しみ治療に有効なビタミンC、プラセンタ、トラネキサム酸を、微弱な電流を流し浸透させます。バリア機能を一時的に緩和させ、有効成分を肌の奥深くまで直接届けることができます。