水いぼ (伝染性軟属腫)
伝染性軟属腫ウィルスが皮膚について増えたもので、言葉通り接触によって移ります。通常は子供の病気ですが、アトピー性皮膚炎がなると再発しやすい傾向があります。 年長者に出来たときは、大きくなる傾向があります。成人にできることは稀で、子供でも小学校の1~2年の年齢では余り見かけなくなります。結局は抗体を作って自然治癒するので、痛い思いをして摘出しなくてもいいという意見もありますが、個人差があり、放置すると大量に増えることもあります。 水いぼが存在している間は、水泳を禁止している園があるなど、社会的要因から取ることもあります。 水いぼに対する抵抗力は、個人差が大きく、治る頃に痒みが生じることがあり、掻いて悪化させたり、そこから飛び火になることもありまます。
水いぼになりやすい人
※アレルギーを起こし易い人は、ウイルスにも弱いので、水いぼを発症し易い傾向があります。- 5個以上に増加。痒みで増加傾向があれば、主治医への相談をお勧めします。
- 本人がアトピー性皮膚炎患者である。
- 家族にアトピー性皮膚炎などの皮膚バリアの弱い方がいる。
- 水いぼが理由で園での水遊びを断られた場合。
いぼの効果的な治療法
保険診療
ピンセットによる摘出(保険適用)
事前に麻酔のテープを貼り、痛みを和らげながら摘除します。保護者の方にも体を支えるなど、ご協力いただきます。
液体窒素療法(保険適用)
マイナス190度の液体窒素を患部に当てて焼却する方法です。低温火傷を人為的に起こす治療のため、痛みを感じる場合もあります。通院の目安としては毎週1回。